野沢雅子が菊池寛賞「日本の声優を代表する草分け的存在で、世代を超え愛され続ける」

野沢雅子

野沢雅子が、第71回菊池寛賞を受賞した。

菊池寛賞は文学、映画・演劇、新聞、放送、出版、そのほか文化活動一般において、前年9月から8月までの1年間で、もっとも清新かつ創造的な業績をあげた個人と団体に贈られる賞。現在の選考顧問は阿川佐和子、池上彰、保阪正康、養老孟司が務めている。同賞を主催する日本文学振興会は、野沢の受賞について「日本の声優を代表する草分け的存在として、1963年国産初のテレビアニメシリーズ『鉄腕アトム』出演を皮切りに『ゲゲゲの鬼太郎』『銀河鉄道999』『ドラゴンボール』等人気作品の主役をつとめ、世代を超え愛され続ける」と理由を挙げた。第71回菊池寛賞は、東野圭吾、片岡仁左衛門、東京新聞の記者・小沢慧一、栗山英樹も受賞している。

なおマンガ・アニメに関する分野では、これまで近藤日出造、加藤芳郎、東海林さだお、宮崎駿、いしいひさいち、秋本治らが菊池寛賞を受賞した。